X11R6
詳細情報
- 開発
- X Consortium, Inc.
- 公開
- 1994年
- 種別
- X Window Systemのリリース
- ライセンス
- MIT/X11
1994年に出荷されたX11の第6版にして最後の大型リリース。ディレクトリ/usr/X11R6のおかげで、名前は中身より10年長生きした。
X Consortiumは、MITから独立した数か月後の1994年5月にX11R6を出荷した。目立たない変更が多く、セッション管理のICEとXSMP、画像拡張XIE、SYNCとXTEST、スレッドセーフなXlib、実験的なC++フレームワークFresco、などが含まれた。マイナーリリースは7年続いた。R6.1(1996年)でXKBが加わり、R6.3「Broadway」ではインターネット越しのXのためのLBXとSECURITY拡張が入った。1998年のR6.4は、The Open Groupが有償化しようとして半年足らずで撤回したことで悪名高い。
プロトコルは変わらなかったので、「R6」はサンプル実装を指すにすぎなかった。それでも呼び名が定着したのは、Linuxディストリビューション、BSD、macOSが10年以上もすべてを/usr/X11R6に入れ続けたからだ。実際のバージョンはその間も進んでいた。X.Org Foundationは2004年のXFree86からの分裂後にR6.7、R6.9まで数え、2005年12月にモジュール化されたX11R7.0でシリーズを閉じた。XFree86は終始独自の3.x、4.x番号を使っており、そのため「X11R6」は「たまたま手元にあるXサーバー」の意味になってしまった。