X11R4
詳細情報
- 開発元
- MIT X Consortium
- 発表年
- 1989
- 種類
- X Window Systemのリリース
- 前身
- X11R3
- 後継
- X11R5
1989年12月、X11に「作法」を与えたリリース。ICCCM、XDMCP、Shape拡張、クッキーによるアクセス制御、標準ウィンドウマネージャtwmが揃った。
MIT X Consortiumは1988年1月に発足し、その年のうちに2つのリリースを急ぎ足で出した。R4はそれと違って丸1年をかけており、その差は内容に表れている。目玉は描画よりも秩序だった。ICCCM 1.0がクライアントとウィンドウマネージャの対話方法を定め、XDMCPによりXターミナルがネットワーク越しにログインを要求できるようになった。MIT-MAGIC-COOKIE-1とxauthは、マシン全体を信用するxhostに代わってユーザー単位の秘密を導入し、Shape拡張は初めて矩形でないウィンドウを可能にした。Xt Intrinsicsにはvarargs呼び出しが加わり、uwmは廃止されてtwmに置き換わった。
サーバーも目に見えて高速になったが、多くのユーザーが気づいたのはそこだけだった。R4はワークステーションメーカーがその後数年にわたり土台としたバージョンで、WM_DELETE_WINDOWから.Xauthorityファイルまで、その作法の多くが今も使われている。次のX11R5が出るのは1991年である。