頂点変位
保存されたジオメトリを変えずに、描画時に頂点シェーダー内でメッシュの頂点を動かすこと。波、旗、揺れる草などに使われる。
頂点シェーダーは画面へ向かう途中で頂点ごとに1回実行され、そこで各頂点を投影前にずらすことができる。ずらす量は時間と位置の関数かテクスチャから求め、頂点の法線方向か指定した軸に沿って適用する。元のメッシュは変わらず、処理もすべてGPU上で行われるため、うねる海面、はためく旗、風に揺れる草といった手続き的な動きをほぼ無料で作れる。
ハイトマップから実際の幾何学的な細部を加え、多くはテッセレーションを使うディスプレイスメントマッピングとは区別される。頂点変位は頂点を増やさず、すでにある頂点を動かすだけだ。古典的な落とし穴は、頂点をずらしたのに法線を再計算しないこと。表面が波打っていても、ライティングが狂って平らに、あるいは裏返ったように見える。