VCO(電圧制御オシレーター)
アナログシンセの音源で、入力された電圧によって音高が決まる。
VCOはノコギリ波、矩形波、三角波、ときにはサイン波といった周期波形を出力し、制御電圧で周波数を決める。ムーグの「1ボルト/オクターブ」の規約は事実上の標準となり、モジュラーシンセやユーロラックが今も踏襲している。二つのオシレーターをハードシンクで同期させると、1980年代のリードの半分を支えたあの引き裂くような音になる。
難点は安定性だった。アナログオシレーターは温度でドリフトするため、シンセは音程が落ち着くまでウォームアップが必要だった。ローランドが1982年にJuno-6で出した答えがDCOで、デジタルでクロックを刻み、波形整形だけをアナログで行う。安定し過ぎて音が冷たいという不満も出たが、そこに通人の性格がよく表れている。