ハードシンク(オシレーターシンク)
一つのオシレーターが新しい周期に入るたびに別のオシレーターの位相をリセットし、縁が引き裂かれたように聞こえる音を作る。
二つのオシレーターをつなぎ、マスターが音程を決める。マスターが新しい周期に入るたびに、スレーブは波形のどこにいようと強制的に先頭へ戻される。スレーブの周波数を変えても音程は変わらず、音色だけが変わり、大きく、倍音がギザギザになる。これをスイープすると、1980年頃のProphet-5などのアナログシンセで有名だった、叫ぶようなリード音が出る。
SIDチップは各ボイスにシンクビットを持ち、輪になって配線されている。ボイス1はボイス3に、ボイス2はボイス1に、ボイス3はボイス2に同期される。リングモジュレーションも同じ配線を使う。C64の作曲家たちは、ボイスをもう一つ消費せずに金属的なリード音を得るためにこれを多用した。三つしかボイスがないのだから、それも当然である。