パルス幅変調
デジタルパルスの幅を変化させることでアナログ信号を模擬する技法。チップチューンの音作りでは、温かく共鳴する音色を生み出す土台になっている。
PWMは信号のオンとオフを繰り返すが、デューティ比を固定せず、パルス幅そのものを揺らす。幅が狭いと明るく薄い音、広いと鈍く温かい音になり、この幅を絶えず素早く変調すると、静的な波形では得られない倍音が生まれる。コモドール64のSIDチップはPWMを標準で備えており、初期のデモ音楽の要となった。十分な速さで変調すれば、1つのオシレーターから複雑に変化する音色が得られる。SIDの作曲家たちが表現力が高いと感じたのはそのためだ。