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潮汐予測機

ハードウェア Svenska → 更新: 2026-10-23
詳細情報
作者
ウィリアム・トムソン(ケルビン卿)、エドワード・ロバーツ、アレクサンダー・レジェ
発表年
1872
種類
機械式アナログコンピューター

真鍮で作ったフーリエ合成。月と太陽の周期で回る十数個の滑車に1本の針金を掛け、その動きの総和が1年分の潮汐になる。

ウィリアム・トムソンは1872〜73年、エドワード・ロバーツと器械製作者アレクサンダー・レジェとともに最初の1台を作った。月のM2、太陽のS2をはじめとする分潮ごとに専用の滑車があり、それぞれの周期に合わせて切られた歯車で駆動され、その港で測定された振幅に設定される。針金は全滑車にまたがって掛けられ、全長が正弦項の和になる。その先端のペンが巻き紙に曲線を描く。

1港の1年分の潮汐は、手計算なら数か月かかったところ、ハンドルを数時間回せば済んだ。ケルビンの兄ジェームズ・トムソンは、対となる調和解析機に使われたボール・ディスク積分機を考案した。60年後にヴァネヴァー・ブッシュが微分解析機を組み上げた際の中核部品と同じものである。

1944年、リヴァプール潮汐研究所のアーサー・ドゥードソンは、同種の機械2台でノルマンディー上陸作戦の潮汐を計算した。使ったのは「ポジションZ」としか呼ぶなと言われた場所の調和定数である。これらの機械は1960年代、コンピューターがついに速さでも安さでも上回るまで現役だった。

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