計算尺
詳細情報
- 開発者
- ウィリアム・オートレッド
- 公開
- 1622年頃
- 種別
- アナログ計算器具
- 後継
- 電子式ポケット電卓
対数目盛を2本すべらせて、掛け算を長さの足し算に変える道具。
ジョン・ネイピアが1614年に対数を発表し、掛け算が足し算になった。エドモンド・ガンターが1620年に目盛りを定規へ刻み、1622年頃ウィリアム・オートレッドが、その目盛りを2本すべらせれば足し算を機械的に行えると気づいた。1859年にアメデ・マンハイムがカーソルと標準的な目盛り配置を整え、現代の形が決まった。
得られるのは有効数字3桁で、小数点の位置は一切示されない。桁を見積もるのは使う人の仕事であり、技術者の世代が答えのおかしさを直感できたのはそのためだと説明されることが多い。ボーイング707は計算尺で設計され、ピケット社製はアポロ計画でバックアップとして搭載された。
終わりは唐突だった。HP-35が1972年に登場し、Keuffel & Esserは1976年に生産を終えた。4世紀続いた計算技術は、わずか5年足らずで退場した。