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クルタ

ハードウェア Svenska → 更新: 2026-10-22
詳細情報
設計者
カート・ヘルツシュタルク
発売
1948年
種類
機械式携帯計算機
製造元
コンティナ社(リヒテンシュタイン)

ペッパーミルほどの大きさの手持ち四則計算機。設計図はブーヘンヴァルトで仕上げられた。

カート・ヘルツシュタルクはウィーンで父の精密機器工場を切り盛りしていたが、1943年に逮捕されブーヘンヴァルトへ送られた。SS(親衛隊)は彼が精密機械の技術者だと知るとグストロフ工場で働かせ、戦前に構想していた計算機の設計を続けさせた。完成品をヒトラーへの戦勝記念品にするつもりだったのである。図面は完成したが、贈り物は実現しなかった。

1945年4月に解放されたヘルツシュタルクは数か月で試作機を作り、1948年にリヒテンシュタイン公フランツ・ヨーゼフ2世の出資で生産が始まった。設計はライプニッツの階段形歯車を一本の円筒にまとめ、補数用の歯を加えたものだ。ハンドルを押し下げずに引き上げると、引き算が9の補数の足し算になる。

1970年に生産が終わるまでに約14万台が作られた。ラリーのドライバーは1970年代まで時間・速度・距離の計算に使い続けたが、電卓の登場で計算は電子式になり、ずっと味気なくなった。

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