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アバカス(そろばん)

ハードウェア Svenska → 更新: 2026-10-20

数字は保持してくれるが、計算手順は人間任せの計算道具。そのおかげで、訓練を積んだ機械式計算機の操作者に勝つことすらある。

計算盤の源流はメソポタミアの計算板で、小石(ラテン語でcalculi)を桁ごとに動かして使った。中国の算盤(スワンパン)、日本のそろばん、ロシアのスチョートは、同じ発想の三つの実装であり、棒に通した珠がそれぞれ位取りの一桁を表す。

面白いのは役割分担だ。そろばんは途中結果を保持するだけで、計算そのものは使い手の指と頭の中にある。熟練者は何も書き留めない。1946年に星条旗新聞社が東京で、松崎キヨシと米軍の電動計算機操作者の対決を催したとき、そろばんは五種目中四種目で勝った。負けたのは大きな数の掛け算だった。

今も日本の学校や視覚障害のある計算者の間で使われているが、理由はどちらも同じで、ディスプレイでは得られない量の感覚が身につくからだ。

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