スーパーサンプリング(SSAA)
力ずくのアンチエイリアシング手法。画像全体を高解像度で描画してから縮小し、ギザギザの輪郭を平均して滑らかにする。
SSAA(スーパーサンプリング・アンチエイリアシング)は、文字どおりピクセル数を増やして描画することで、各ピクセルの色を複数回サンプリングする。縦横2倍ならシェーディングの負荷は4倍になる。このコストのせいで、ジオメトリの輪郭だけをスーパーサンプリングするMSAAに、のちにはずっと安く似た結果を出すFXAAやTAAに、主役の座を奪われた。
それでも画質は、より安価な手法を測る基準であり続けている。輪郭だけでなく、シェーダのエイリアシングや細いスペキュラハイライトまで、すべてをアンチエイリアスするからだ。GPUに余力のあるプレイヤー向けのダウンサンプリング(DSR)として今も残っており、現代の時間的アップスケーラも、SSAAに近い結果を代価なしで得ようとする試みの一面を持つ。