ピクセルスナッピング
スプライトとカメラを描画前に画面ピクセルの整数位置へ丸める処理。ドット絵が動いたときのちらつき、伸び、半ピクセルのにじみを防ぐ。
現代の2Dエンジンは浮動小数点で動く。x = 10.4にあるスプライトは、フィルタリングをかければぼやけ、ニアレストネイバーで描けば、ピクセルの列が時々2倍の幅になる。カメラがゆっくりスクロールすると、これが画面全体にじわじわ広がるちらつきとして現れる。ドット絵が本来避けたかったことそのものだ。
対策は、ゲームロジックには小数を持たせたまま、描画時にだけ、ゲームが「動いているつもり」の低解像度に合わせて丸めることである。UnityのPixel Perfect CameraやGodotの2Dトランスフォームのスナップ設定がこれにあたる。代償として、ゆっくりした動きが1ピクセルずつのカクつきになる。PlayStationの頂点スナップと本質的に同じ現象を、今度はわざと起こしているわけだ。