ミップバイアス
GPUがサンプリングするミップレベルをずらす調整値。負にすると鮮明だがエイリアシングが出やすくなり、正にするとぼやけるが軽くなる。
テクスチャをサンプリングするとき、ハードウェアは画面上での縮小の度合いからミップレベルを選ぶ。ミップバイアス(「LODバイアス」とも)はその選択をずらす。負のバイアスは厳密に正しい値より高解像度のレベルを使い、エイリアシングと帯域を増やす代わりに鮮明さを得る。正のバイアスはその逆で、性能やメモリを手早く調整する手段としてよく使われる。
特に重要なのはアップスケーラとの組み合わせだ。DLSS、FSR、TAAは低解像度のレンダリングからディテールを復元するため、おおよそスケール係数のlog2に相当する負のミップバイアスを明示的に求める。これでテクスチャが二重にぼやけるのを防ぐ。アップスケーラ使用時にバイアスを誤ると、画面全体が甘く見える。