ハーフランバート
ランバートの拡散モデルを曲げて、影側の面が完全な黒にならないようにするシェーディングの小技。
ランバートの法則では、拡散光の明るさは面の法線と光の方向の内積で決まる。90°を超えるとゼロに丸められ、真っ黒になってしまう。ハーフランバートはこの内積を 0〜1 の範囲に写し替え(×0.5+0.5)、さらに結果を二乗することも多い。光が物体を回り込み、裏側にもほのかな明るさが残る。
Valve が『Half-Life』(1998年)で導入した手法で、ローポリのキャラクターが平板でどぎつく見えるのを防ぐのが狙いだった。エネルギーが無から湧くので物理的には誤りだが、安価で見栄えがよく、特に肌や柔らかい素材に向く。PhongやBlinn-Phongに対するスタイライズされた選択肢として今も使われている。