Xinerama
複数のモニターを一つの大きな面として扱うX11拡張。おかげでウィンドウを隣の画面へドラッグできるようになった。
従来のXは、複数モニターを:0.0や:0.1のような別々の「スクリーン」として扱っていた。一方で起動したプログラムはそこに留まり、ウィンドウを隣へ移すことはそもそもできなかった。DECがPanoramiXの作業名で開発し、1998年にX11R6.4へ寄贈したXineramaは、サーバーがすべてのモニターを単一の論理スクリーンとして見せることを可能にした。
ただし荒っぽい仕組みだった。レイアウトはサーバー起動時に固定され、すべてのグラフィックスカードがすべてを描画する必要があったため、ハードウェアアクセラレーションが無効になることも多かった。それでもプログラムはモニターの境界位置を問い合わせられたので、ダイアログが継ぎ目をまたいで表示されることは避けられた。2007年にこの役目はRandR 1.2に引き継がれたが、Xineramaの問い合わせ機能は互換APIとして、ほぼすべてのウィンドウマネージャに今も残っている。