xbiff
詳細情報
- 作者
- Jim Fulton
- 種類
- Xクライアント
- ライセンス
- MIT
- ソースコード
- gitlab.freedesktop.org/xorg/app/xbiff
新着メールが届くとフラグが立つ、ウィンドウの中の小さな郵便受け。Xの世界で最初の通知アイコンである。
MIT X ConsortiumのJim Fultonが書いたもので、1980年代後半からX11に同梱されている。30秒ごとに$MAILが指すスプールファイル(通常は/var/mail/user)を調べ、ファイルが大きくなっていればフラグを上げてビープ音を鳴らす。マウスをクリックするとフラグが下り、その時点のサイズが「空」として記録される。名前はBSDのコマンドbiffに由来し、そちらはバークレーで郵便配達員に吠えていた犬の名にちなむ。郵便受けはアメリカの田舎式で、側面にフラグが付いた形だが、この比喩は米国外ではあまり通じなかった。
xloadやxclockと並び、xbiffはUnixワークステーションの隅に並ぶ小窓の定番の列をなし、システムトレイや通知バルーンよりはるか前から存在した。マニュアルページのBUGSの項には「郵便受けのビットマップは不格好」と自ら認める記述がある。mboxの時代にはファイルサイズを見れば十分だったが、IMAPやMaildirでは方式が意味を失い、ローカル配送の衰退と共にxbiffも片隅へ退いた。