IT用語集 › プログラミング › WM_COLORMAP_WINDOWS

WM_COLORMAP_WINDOWS

プログラミング Svenska → 更新: 2026-10-24

プログラムが、独自のカラーマップを持つサブウィンドウを列挙するICCCMのプロパティ。カラーマップフォーカスが移ったとき、ウィンドウマネージャがどれをインストールすべきかを知るために使う。

8ビット画面のグラフィックスカードは同時に一つのカラーマップしか保持できず、どれを使うかを決めるのはプログラムではなくウィンドウマネージャだった。ICCCMは、カラーマップフォーカスを持つウィンドウ(通常はキーボードやポインタのフォーカスを持つウィンドウと同じ)のカラーマップをインストールする、という規則を与えた。困るのは、トップレベルウィンドウが通常のカラーマップを使い、その内側の画像ビューアや3D表示が独自のものを使う場合で、ウィンドウマネージャにはトップレベルしか見えない。XSetWMColormapWindows で設定する WM_COLORMAP_WINDOWS は、カラーマップを考慮してほしいサブウィンドウのリストである。トップレベルウィンドウがリストになければ末尾に補われる。ウィンドウマネージャはハードウェアが保持できる数だけ、リストの順にインストールする。

誰にフォーカスを与えるかの方針はマネージャによって異なった。mwmには explicit、pointer、keyboard のモードを持つ colormapFocusPolicy リソースがあり、twmにはウィンドウのカラーマップを手動で順に切り替える f.colormap 関数があった。複数のハードウェアカラーマップを持つSGIのマシンではこのプロパティの重要度は下がり、TrueColorでは意味を失った。いまもICCCMとあらゆるウィンドウマネージャのソースに残っているのは、色が共有資源だった時代の名残である。

← 用語集に戻る