ウィンドウメニュー
タイトルバー左端のボタンの奥にあるメニュー。元に戻す、移動、サイズ変更、最小化、最大化、閉じるを備え、1985年からWindowsに、1989年からMotifにあるが、ほとんど誰もクリックしない。
Windows 1.0はタイトルバーの左隅に横棒の入った四角を置いた。Alt+Spaceで開くのでスペースバーに見立てたもので、中身は「システムメニュー」と呼ばれた。眼目はキーボードで、マウスがなくてもウィンドウを動かしたり閉じたりでき、Alt+F4での「閉じる」もここから来たショートカットだ。OS/2のPresentation Managerがこの構成を採用し、Motifのスタイルガイドが同じ項目に「Lower」を加えて、Alt+F5〜Alt+F10のアクセラレータとともにウィンドウメニューとして成文化した。こうしてUnixに入り、mwmがすべてのプログラムの周りにこのボタンとタイトルバーを描いた。
X11では、メニューはプログラムではなくウィンドウマネージャのものだ。mwmでは.mwmrcで定義し、リソースMwm*windowMenuで選ぶ。CDEではdtwmrcがワークスペース用の行を加えた。特定の項目を出したくないプログラムは、_MOTIF_WM_HINTSの機能マスクで取り除く。ダイアログに最大化がないのはそのためだ。Macintoshにはウィンドウメニューがなかった。Windows 11のAlt+Spaceには、いまも1985年と同じ6項目が並んでいるが、気づく人はほとんどいない。