_MOTIF_WM_HINTS
プログラムがウィンドウマネージャに枠の省略を頼めるMotif由来のX11プロパティ。Motif自体より数十年長生きした。
Motifのウィンドウマネージャmwmは、すべてのトップレベルウィンドウで _MOTIF_WM_HINTS プロパティを読んだ。flags、functions、decorations、input_mode を持つ小さな構造体である。これを使えば、プログラムはタイトルバーも枠も最大化ボタンも要らない、あるいは閉じられては困ると伝えられた。ICCCMには同等のものがなかった。枠はウィンドウマネージャの仕事だと考えられていたからだ。
2000年頃にEWMHが作られたときも、装飾なしのウィンドウを要求する標準的な方法はなかった。そのためGTK、Qt、SDL、ゲームエンジンはMotifのプロパティを設定し続け、Motif系かどうかを問わず、ほぼすべてのX11ウィンドウマネージャが今日もこれを読む。Motifの遺産の中で、最も広く使われているものかもしれない。