Task View (Windows)
Win+Tabで開くWindows 10のウィンドウ一覧。2015年、Xerox PARCでこの発想が書き留められてから29年を経て、Windowsはようやく仮想デスクトップを標準で備えた。
Win32はNTの頃から複数のデスクトップを作れたが、シェルはそれを表に出さなかった。仮想デスクトップが欲しい人は、XP用のVirtual Desktop Manager PowerToyやサードパーティ製ツールを入れていた。Windows 10がこれを変えたのがタスクビューである。検索ボックスの隣のボタンかWin+Tabで、開いているすべてのウィンドウがサムネイルで並び、横にデスクトップの列が表示される。Win+Ctrl+Dで新規デスクトップ、Win+Ctrl+矢印で切り替え、ウィンドウはUnixのページャーとほぼ同じ要領でデスクトップ間をドラッグして移す。同じキーは、VistaとWindows 7ではFlip 3Dを呼び出していた。ウィンドウを回転する積み重ねで、便利さより見栄えが勝っていた。
2018年のバージョン1803では、同じ画面にタイムラインが加わった。過去30日間の文書やWebページを、Microsoftアカウント経由でマシン間同期して並べるものだ。使う人は少なく、Windows 11で2021年に削除された。一方、デスクトップには名前、個別の壁紙、並べ替えができる順序が徐々に付いた。数十年遅れて、WindowsはRoomsが1986年に描き、macOSが2007年に得たものを手に入れたのである。