ソフトパーティクル
パーティクルが固いジオメトリにめり込む箇所で透明度を落とす手法。煙や霧が硬い線で断ち切られず、床に溶け込む。
パーティクルシステムは、煙を常にカメラの方を向く平らなビルボードとして描くのが普通だ。この板が壁や床を貫く箇所には、ナイフで切ったような鋭い交差線が現れ、煙が平面でしかないことをすぐ暴いてしまう。見せかけの体積感を最も端的に露呈させる兆候の一つである。
2007年ごろNVIDIAが広めた解決策は、シェーダーにZバッファを読ませ、パーティクルの深度を描画済みジオメトリの深度と比べることだ。両者が近いとパーティクルのアルファをゼロに向けて落とし、交差線を柔らかな遷移に溶かす。代償は、ピクセルごとに深度読み取りが1回増えることと、シーン深度が利用可能であることへの依存である。