大聖堂に入れば足音は突然響きはじめ、出れば響きは消えるはずだ。リバーブゾーンは、それを担当する見えない箱である。内側の音は部屋ごとのプリセットを持つリバーブフィルタを通り、境界ではエンジンがゾーン間をクロスフェードする。この考え方はハードウェア面では EAX(Creative Labs、1998年)とI3DL2で標準化され、開発者には「洞窟」「ホール」「下水道」といった出来合いのプリセットが渡された。現在はすべてソフトウェア側で、FMODやWwiseを通じて処理される。たいてい距離減衰やオクルージョンと組み合わせて、部屋の感覚を完成させる。