アダプティブミュージック
プレイの状況に応じて変化するゲーム音楽。戦闘では盛り上がり、探索中は静まり、敵を倒せばスティンガーが鳴る。
基本の技法は二つある。水平方向のリシーケンスは、あらかじめ作曲した区間を小節の切れ目で切り替える。垂直方向のレイヤリングは、重ねたステム(パートごとの音源)をミュートしたり戻したりする。難しいのは音そのものではなく遷移で、ぶつ切りにせず、拍に合わせて音楽的に変えなければならない。
画期的だったのはLucasArtsのiMUSE(1991年、『Monkey Island 2』)で、どの切り替えも唐突に聞こえないよう、拍に同期させるために作られた。特許の発明者はMichael LandとPeter McConnellである。現在はFMODやWwiseといったミドルウェアが大半を引き受けるが、解いている問題はLandがピアノの前で格闘したものと同じだ。