プレイヤールーチン
フレームごとに一度呼ばれてサウンドチップにデータを送る小さなアセンブラルーチン。3分のSID曲が数キロバイトに収まる理由だ。
チップチューンは録音された音声ではなく、データとコードである。プレイヤー(リプレイルーチン)がラスター割り込みから毎秒50回または60回呼ばれ、曲のパターンデータから次のステップを読んで、SIDやPaulaのレジスタに新しい値を書き込む。作曲者は「曲とプレイヤー」の組として作品を出荷したのだ。
音色がすべてサンプルではなくレジスタ値に宿るため、メロディ全体がwavクリップのほんの一部の大きさに収まる。同じ発想はAmigaやPCのモジュールプレイヤーにも再び現れ、プレイヤー自体をイントロの中に収まるほど小さくしなければならないサイズコーディングでも生きている。