フィリップ・ロガウェイ
OCBとXEXの設計者。2015年、暗号は政治的なものだと同業者に思い出させた人物。
長くカリフォルニア大学デービス校の教授を務めた。ミヒル・ベラーレとともに、ランダムオラクルとOAEPに関する基礎的な論文を書いた。単独では認証付き暗号モードOCBを設計している。競合のどれよりも高速だったが、本人の特許のせいで約20年間普及が足止めされた。XEXはディスク暗号化モードXTSの土台になっている。
2015年のAsiacryptでは「暗号研究の道徳的性格」と題する講演を行い、スノーデン事件の後も、周囲で大規模監視が築かれているのに、この分野は無害な理論に引きこもっていると論じた。暗号研究者が自分の職業を自己点検するという珍しい例で、賛同する人々には熱心に引用されている。