ミヒル・ベラーレ
証明可能安全性を、エンジニアが実際に使える道具にした暗号研究者。HMACの共著者でもある。
カリフォルニア大学サンディエゴ校の教授。実践指向の証明可能安全性を一貫して追究してきた。理想化された構成について漸近的な主張を証明するのではなく、現実の方式がどれだけ安全性を失うかを具体的な上界で示すという立場だ。1993年にフィリップ・ロガウェイとともにランダムオラクルモデルを定式化し、翌年にはOAEPを設計した。OAEPはPKCS #1 v2でRSA暗号の推奨パディングになった。
1996年にはラン・カネッティ、ヒューゴ・クラウチクとともにHMACを発表した。HMACはTLSやIPsec、そしてウェブ上のほぼすべての署名付きAPIリクエストで使われている。毎秒動いているのに誰にも意識されない暗号を、これほど書いた人はそういない。