ランダムオラクル
新しい問い合わせには必ずランダムな値を返す、理想化されたハッシュ関数。暗号方式の安全性を証明するためのモデルとして使われる。
ランダムオラクルモデルは、OAEPやRSA-PSSのような実用的な構成に安全性の証明を与えるため、1993年にBellareとRogawayが導入した。これは虚構である。現実のハッシュ関数でランダムオラクルのように振る舞うものはないが、それでもモデル内での証明は強力な論拠になる。
批判は根強く、1998年にCanetti、Goldreich、Halevi がこのモデルでは安全なのに、現実には安全に実装できない方式が存在することを示して以来続いている。つまりモデル内の証明は、現実世界について何も保証しない。誰かが「証明済みだ」と言うときには、思い出しておくとよい。