OCB
暗号化と認証を1パスで行い、ブロックごとにブロック暗号を1回呼ぶだけで済む、2001年のブロック暗号動作モード。
OCBは2001年にPhillip Rogaway、Mihir Bellare、John Black、Ted Krovetzが発表した。機密性と改ざん検知を同時に提供する認証付き暗号で、しかもブロックあたりのブロック暗号呼び出しが1回で済む。この効率は魅力的だったが、特許の事情のせいで実用ライブラリでは珍しい存在になった。
AES-GCMと比べるとOCBは同じ普及には至らず、ほとんどの用途でGCMが標準になった。OCBはエレガントな構成だが、ライセンスの問題が普及を鈍らせた。技術的に優れていても勝てるとは限らない、という教訓である。