PDM(パルス密度変調)
信号レベルを「1がどれだけ密に現れるか」で表す1ビット形式で、デジタルMEMSマイクの標準的な出力。
PCMのサンプルは、信号がちょうどどのレベルにあるかを示す。これに対してPDMのストリームは、毎秒数百万回「上」か「下」かを言うだけで、情報は1の割合に宿る。ほぼすべてが1なら正の最大値、1と0が半々ならゼロである。これはデルタシグマ変調器がデシメーション前に出力するものそのもので、DSDは本質的にPDMをディスクに記録したものといえる。
この形式の大きな市場は、スマートフォンやノートPCのマイクである。PDM出力のMEMSマイクに必要な配線はクロックとデータの2本だけで、2つのマイクがクロックの逆のエッジで応答することで、同じデータ線を共有できる。フィルタリングとデシメーションを含むPCMへの変換は、どのみちシリコンに余裕のあるプロセッサに任される。