パレットフェード
パレットをフレームごとに計算し直すだけで、画面全体を黒や白、任意の色へフェードさせる手法。
インデックスカラーでは、各ピクセルは色そのものではなくパレットの番号を指している。毎フレーム、パレットのRGB値を少しずつ下げていけば、ビデオメモリには1バイトも触れずに画像全体が一斉に暗くなる。PCのモード13hでは、これはVGAカードのDACへの768回の書き込みを意味した。DACは1チャンネル6ビット、つまり64段階しかない。書き込みは画面の途中に雪のようなノイズが出ないよう、VBlankの間に行われた。
NESにはパレットの演算機能がなかったが、色テーブルが明るさ別の行で並んでいた。インデックスから16を引くと一段暗い行に移り、4回繰り返せば黒に達する。NESのフェードがはっきりした階段状になるのはそのためだ。色を暗くせずに回転させるパレットサイクリングの親戚にあたる。