ニブラー
フロッピーを生のGCRレベルで複製するディスクコピー。通常のセクタコピーでは歯が立たないコピープロテクト付きディスクも複製できる。
通常のコピープログラムはフロッピーをデコード済みのセクタとして読むため、その形式しか再現できない。ニブラーはデコード前の生のGCR「ニブル」を読み、トラックのビットパターンをそのまま写す。意図的に壊したセクタ、ハーフトラック、変則的な同期マークなど、当時のコピープロテクトを構成していたものも含めてである。そのためCommodore 64やApple IIでは、保護されたゲームを複製可能にする道具がニブラーだった。
名前は伝説的で、C64ではFast Hack'em、Maverick、Burst Nibblerなどがあり、コンピュータとドライブを並列ケーブルで結んで高速化することも多かった。新しいプロテクトが現れるたびに新しいニブラーが生まれ、フロッピー自体が引退するまで軍拡競争が続いた。