_NET_WM_FULLSCREEN_MONITORS
開いたモニターだけでなく、複数のモニターにまたがってフルスクリーンウィンドウを広げられるようにするEWMHの追加仕様である。
EWMHでのフルスクリーンは_NET_WM_STATE_FULLSCREENを指し、ウィンドウマネージャーはこれを「そのウィンドウがあるモニターを覆う」と解釈する。2台のプロジェクターにまたがるプレゼンや、9画面のビデオウォールには、それでは足りない。そこでアプリケーションは、上端、下端、左端、右端に当たるモニターの番号を4つ指定し、ウィンドウマネージャーはそれらが囲む矩形を覆うようにフルスクリーンウィンドウの大きさを決める。
番号はRandRの出力名ではなく、Xineramaの画面番号に従う。モニターの位置を知る手段がXineramaしかなかった時代の名残である。このプロパティはルートウィンドウへのClientMessageで設定し、ウィンドウマネージャーがウィンドウに書き込む。EWMHの歴史の後半になって加わったため、ウィンドウマネージャー側の対応にはむらがある。