_NET_NUMBER_OF_DESKTOPS
仮想デスクトップの数を保持するルートウィンドウのプロパティ。設定するのはウィンドウマネージャで、増やしたい者には依頼用の窓口が開かれている。
1999年、デスクトップがいくつあるかという問いには、ウィンドウマネージャの数だけ答えがあった。CDEは4つ、FVWMは好きなだけ、kwm は独自の数え方、GNOMEのパネルは _WIN_WORKSPACE_COUNT を読んでいた。EWMHはこの数を、ルートウィンドウ上のウィンドウマネージャが所有し更新する CARDINAL にした。別の数にしたいページャや設定ダイアログは、新しい値を載せた ClientMessage を送り、応じるかどうかはマネージャが決める。応じて数が減る場合、削除されるデスクトップのウィンドウは残る最後のデスクトップに移され、_NET_CURRENT_DESKTOP がはみ出せば切り詰められる。増える場合は空のデスクトップが末尾に足される。番号は常に0からn−1まで、欠番なしである。
この最後の規則は、独自の考えを持つウィンドウマネージャにはきつい。i3 はワークスペースに 1、5、"mail" といった名前を付け、必要になった時点で生成するので、詰めた数を報告し、真実は _NET_DESKTOP_NAMES に託す。GNOME 3 は2011年に動的ワークスペースを導入し、常に末尾に空きが一つあるため、作業中に数が勝手に変わる。デスクトップが事実上無制限のFVWMには、どの数を広告するか選ぶ EwmhNumberOfDesktops コマンドが加わった。wmctrl -d で一覧、wmctrl -n 6 で6つの要求ができるが、その先は相手次第である。