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Mesa

インフラ Svenska → 更新: 2026-10-20
詳細情報
作者
Brian Paul
公開年
種類
OpenGLおよびVulkanの実装
ライセンス
MIT
公式サイト
ソース
gitlab.freedesktop.org/mesa/mesa

1993年に個人のソフトウェアレンダラとして始まり、いまやSteam Deckを含むほぼすべてのLinuxマシンでグラフィックスドライバとして動いているOpenGL/Vulkanの自由な実装。

Brian Paulは1993年8月、完全にソフトウェアだけで動くOpenGL互換のラスタライザとしてMesaを書き始めた。実際のOpenGLを名乗るにはSGIのライセンスが必要で手が届かず、商標の問題が片付くまでは「OpenGLに似たもの」で我慢するしかなかった。最初の公開は1995年。ハードウェアアクセラレーションは、まず3dfxのGlide経由で、次に2000年のXFree86 4.0でPrecision InsightがDRIのドライバ基盤にMesaを選んだことで本格化した。Paulが共同創業したTungsten Graphicsが開発を引き継ぎ、2008年にGallium3Dを導入した。ひとつのGPU用ドライバを複数のAPIで使い回せる設計である。

今日のMesaを可能にしたのがGalliumだ。OpenGL向けのradeonsi、iris、nouveau、Vulkan向けのRADV、ANV、NVK、完全ソフトウェアのllvmpipeとlavapipe、VulkanのうえでOpenGLを動かすzinkなどがある。Steam DeckはRADVの出来に懸かっているため、Valveは開発者を雇って支援している。Microsoftも2020年にLinux用サブシステムのためDirect3D 12バックエンドを寄贈し、Xサーバの2D描画もGlamor経由で同じ基盤を使う。ゲームには遅すぎたプロジェクトが、あらゆるものの比較基準になったのは、フリーソフトウェアの痛快な逆転劇のひとつである。

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