DRI(Direct Rendering Infrastructure)
詳細情報
- 開発者
- Precision Insight
- 公開年
- 1998–
- 種別
- グラフィックスアーキテクチャ
LinuxのXアプリケーションが、Xサーバーを経由せずグラフィックスカードと直接やり取りできるようにした仕組み。それでも混乱は起きなかった。
Xではすべてがサーバーを通る。ウィンドウ表示にはそれで足りるが、3Dには致命的だった。1990年代後半、Precision Insightがこれを解決するためにDRIを作った。カーネルモジュールがハードウェアへのアクセスとクライアント間のロックを調停し、Mesaがユーザー空間でOpenGLドライバーを提供し、どのウィンドウをどこに出すかはXサーバーが握り続ける。DRIは2000年のXFree86 4.0に同梱され、Linuxにフリードライバーによるハードウェア3Dアクセラレーションをもたらした。
当初の設計は全ウィンドウで1枚のバックバッファを共有しており、コンポジットウィンドウマネージャーとは相性が悪かった。2008年のDRI2でウィンドウごとにバッファが与えられ、2013年のDRI3ではクライアントが自分でバッファを確保できるようになった。同じ土台は今のWaylandにも使われている。