LRW モード
2002年に登場した、普通のブロック暗号から作る調整可能(tweakable)ブロック暗号。ディスク暗号化では後に XTS に取って代わられた。
リスコフ、リベスト、ワグナーは CRYPTO 2002 で調整可能ブロック暗号を発表した。LRW は、ブロック暗号の呼び出しの前後に、tweak に依存する値を XOR することで、普通のブロック暗号からこれを作る。想定用途はディスク暗号化で、各セクタがアドレスのような固有の tweak を持つ。
この構成は、tweak の値が特定のパターンで衝突すると情報が漏れると分かった。実用上の後継は IEEE 1619 で標準化された XTS である。LRW は踏み台として知っておく価値はあるが、実装するものではない。