EMEモード
間に混合層を挟んだECBによるワイドブロックモード。1ブロックの変化がブロック全体に広がる。
EME(ECB-Mix-ECB)は、2003年にHaleviとRogawayが発表したtweakableなワイドブロックモードである。2回のECB処理の間に混合層を置くため、1ビットの反転が全体に波及し、同一の平文ブロックが同一の暗号文ブロックにならない。ECBに欠けているものを、CBCのような連鎖依存なしで得られる。
EMEはXTSより先に発表されたが、普及はしなかった。XTSがIEEE 1619で標準化されてディスク暗号化の定番になったため、EMEは専門的・研究的な用途に残るのみとなった。