ワイドブロック暗号
ディスクセクターのような大きなブロックを丸ごと暗号化し、1ビットを変えるとそのブロック全体が変わるブロック暗号。
AESのような通常のブロック暗号は一度に16バイトずつ処理するため、どのブロックが変化したかが漏れてしまう。ワイドブロック暗号は雪崩効果をブロック全体に広げるので、1ビットが変わるだけで全体が攪拌される。古典的な例が、2003年にHaleviとRogawayが発表したEMEと、2004年のその後継EME2である。
2018年にGoogleが発表したAdiantumは、AESではなく主にChaChaで作られており、AESのハードウェア支援がないAndroid端末でパーティションを暗号化するために使われる。ストレージ向けのモードとネットワーク向けのモードはまるで違うものになりうる。この教訓は、しばしば忘れられる。