ISO 7064
MOD 97-10などの名前を持つチェックディジット方式をまとめた規格。IBANの打ち間違いが、送金前にほぼ必ず見つかる理由である。
ISO 7064は1983年に登場し、2003年に改訂された。検査文字が単一の法から求まる純粋方式と、二つを組み合わせたハイブリッド方式を定義している。名前にその仕組みが表れている。MOD 11-2は基数2の11を法とするため、11番目の記号としてXが必要になることがあり、ORCIDの識別子がXで終わるのはこのためだ。MOD 37-2は英数字のコードを扱う。MOD 97-10は検査数字を2桁生成し、IBAN、LEI、RF債権者参照番号で使われている。
カード番号に使われるLuhnアルゴリズムとの違いは検出範囲にある。Luhnは暗算でき、1桁の誤りは見つけるが、たとえば09が90に入れ替わる誤りは見逃す。ISO 7064の方式は計算機か根気を要するが、その代わりに1文字の誤りはすべて、隣り合う2文字の入れ替えもほぼすべて検出できる。