入力ディレイ
自分のボタン入力をあえて数フレーム遅らせ、相手の入力が間に合うようにして、全員が同じフレームを同時に計算できるようにするネットコードの手法。
決定論的なロックステップのゲームでは、全員のマシンがまったく同じフレームを計算しなければならないが、ネットワークには時間がかかる。ロールバック以前の答えは、ローカルプレイヤーの入力まで数フレーム遅らせることだった。相手の入力が届くまでの時間を稼げば、予測も巻き戻しも要らない。代償は、ボタンを押してから動作が出るまでに感じる遅れで、距離が遠いほど悪化する。格闘ゲームでは致命的だ。この苦痛こそが、トニー・キャノンに GGPO(2006年)を作らせ、予測と修正で処理するロールバックネットコードを広めた。それでもディレイ方式は、単純で正確という長所から生き残っている。