IT用語集 › プログラミング › HRTF(頭部伝達関数)

HRTF(頭部伝達関数)

プログラミング Svenska → 更新: 2026-10-26

Head-Related Transfer Function。頭、胴、外耳が音に与えるフィルタ特性のことで、脳はこれを手がかりに音の来る方向を判断している。

音は鼓膜に届く前に、体の形によって色づけされる。耳介のひだ、頭がつくる影、肩からの反射などだ。この色づけは方向によって変わり、脳はその差を使って、左右だけでなく仰角や前後も判別している。モノラル音源に測定済みのHRTFのペアを畳み込めば、ふつうのヘッドホンでも立体的な音、いわゆるバイノーラル音声が得られる。Steam Audio、MetaのXRオーディオ、Dolby Atmos for Headphones などが採用している技術だ。HRTFは無響室で測定される。汎用のセットでもそれなりに働くが、耳の形は指紋のように人それぞれなので、個人用のほうが優れている。

← 用語集に戻る