EULA
End User License Agreement(使用許諾契約)。読まずに「同意する」を押す契約で、ソフトウェアは買ったのではなく、使うことを許されただけだと告げている。
この仕組みはプロプライエタリソフトウェアの土台だ。利用者が持つのは使用許諾だけなので、ベンダーは逆コンパイルや転売、ベンチマーク結果の公表を禁じられる。最初は、包装のビニールを破った時点で同意したとみなす「シュリンクラップ」契約で、米国の裁判所は1996年の ProCD v. Zeidenberg でこれを有効と認めた。その後、インストーラー内の「クリックラップ」に移っていく。
誰も読まないことは実証済みだ。2005年、PC Pitstop は契約書の末尾に「連絡をくれた人に1,000ドル進呈」と埋め込んだが、誰かが気づくまで数か月かかった。EUでは、2012年の UsedSoft v. Oracle で欧州司法裁判所が、契約に何と書いてあろうとダウンロード版ライセンスは転売できると判断した。