IT用語集 › ハードウェア › エックルス・ジョーダン回路

エックルス・ジョーダン回路

ハードウェア Svenska → 更新: 2026-10-23

互いに相手を押さえ込む二本の真空管という1919年の回路で、電子的な1ビットのもっとも小さな住処となった。

1919年、ウィリアム・エックルスとフランク・ジョーダンは、二本の真空管を交差結合し、一方が導通すれば他方が遮断され、またその逆にもなる回路を発表した。安定状態が二つあり、新しいパルスが来るまで押された側に留まる。これが最初の双安定回路であり、のちにフリップフロップと呼ばれるようになった。

用途は計数と記憶である。回路を連ねればパルスを2進数で数えられ、一つだけならビットを一つ保持できる。ENIACのカウンタはこの回路のリングで組まれ、Colossusも文字の集計に使い、以後のレジスタやSRAMはすべて同じ仕掛けの上にある。ただし今は真空管ではなくトランジスタだ。二人が念頭に置いていたのは無線であり、コンピュータの時代が来るのはずっと後のことだった。

← 用語集に戻る