デバッグプローブ
開発用PCとマイコンのデバッグポートをつなぐアダプタ。GDBがチップを命令の途中で止められるのはこれのおかげである。
片側はUSB、もう片側はJTAGまたはSWD。プローブは、停止・ステップ実行・メモリ読み出し・ブレークポイント設定といったデバッガのコマンドを、チップ内蔵のデバッグユニットが理解できる信号に変換し、ファームウェアの書き込みも担う。かつてはインサーキットエミュレータという、基板上のプロセッサそのものを置き換える高価な装置が使われた。デバッグ回路がシリコンに入ってからは、小さなアダプタで足りるようになった。
代表的なものはSEGGERのJ-Link、STのST-Link、プローブ自身でGDBサーバを動かすBlack Magic Probe、そして安価なボードをほぼそのままプローブに変えてしまうArmのオープン規格CMSIS-DAPである。ブレークポイントの数はプローブで決まると思われがちだが誤解で、上限を決めるのはチップのハードウェアコンパレータだ。たいてい4〜8個で、使い切ればそれまでである。