DDGI(Dynamic Diffuse Global Illumination)
ライトプローブの格子を毎フレーム少しずつレイトレースし直すことで、間接光を一度ベイクして固定するのではなくリアルタイムに変化させる手法。
従来のライトプローブはオフラインで計算されるため、ドアが開いた途端に古い情報になる。DDGIは2019年にNVIDIAのMajercik、McGuireらが発表した手法で、プローブを規則的な格子状に並べ、各プローブから毎フレーム100本ほどのレイを飛ばす。結果はヒステリシス係数をかけてプローブの放射照度マップに混ぜ込まれるため、照明は数フレームかけて新しい状態へ移り、ちらつかない。
巧妙なのは、各プローブが最寄りの表面までの距離も保持している点だ。シェーダーはこれを使って、壁の向こう側にあるプローブを見分けて無視できる。これがなければ、壁越しに光が漏れる典型的なライトリークが起きる。この技術はNVIDIAのRTXGIとして提供され、Lumenをはじめ他のエンジンの類似手法にも影響を与えた。