データオンリー(3DS)
発行会社へデータだけを送る3Dセキュアの呼び出しで、本人認証も責任移転も行わない。
完全なEMV 3DSでは、加盟店の3DSサーバー、ブランドのディレクトリサーバー、発行会社のアクセスコントロールサーバーという一連の流れが必要になる。データオンリーでは、加盟店がどのみち収集しているデバイス情報や注文情報がブランドまでしか届かず、ブランドがそれをオーソリ前に発行会社へ渡す。チャレンジは一切発生せず、責任移転も起きない。Mastercardは現在これをIdentity Check Insights、Visaは同等のものをVisa Data Onlyと呼んでいる。
狙いは承認率である。強力な顧客認証が義務でないEU域外や、免除が適用される取引では、加盟店は決済離脱を避けたいが、発行会社にはより多くの判断材料を渡したい。発行会社はどの端末や配送先かが分かると承認しやすくなり、誤ったカード拒否が減る。