3-Dセキュア(3-D Secure)
カードをオンラインで使うとき、画面の前にいるのが本当に持ち主かどうかをカード発行会社が確認するためのプロトコル。
2001年ごろVisaが「Verified by Visa」として始め、Mastercardも「SecureCode」で追随した。名前の「3つのドメイン」とは、発行会社側、加盟店の契約会社(アクワイアラ)側、そして両者をつなぐ共通基盤のことである。初代の3-Dセキュアは、買い物客をポップアップに飛ばし、何年も前に決めて忘れ果てた固定パスワードを求めた。カートの放棄が増え、本物と偽物のポップアップを見分けられない利用者はフィッシングの格好の標的にもなった。
2016年に公開されたEMVCoの3DS2は発想を逆転させた。加盟店が端末や購入内容に関する約100項目のデータを送り、発行会社がリスクを採点して、大半の取引は利用者に手間をかけず承認される。怪しい取引にだけチャレンジ(多くは銀行アプリでの確認)が課される。3DSで認証された取引は不正利用の責任が加盟店から発行会社へ移るため、加盟店も我慢して導入している。バージョン1は2022年10月に停止された。