チャージバック
カード会員が銀行を通じて申し立てるカード決済の強制取消し。加盟店は異議を唱えられる。
この仕組みの源流は1970年代のアメリカの消費者保護法、とりわけ1974年の公正信用請求法(Fair Credit Billing Act)にあり、その後、国際ブランドの規則に組み込まれた。顧客が不正利用や商品の未着といった理由を添えてイシュアーに請求の異議を申し立てると、イシュアーはアクワイアラから代金を引き戻し、アクワイアラはそれを加盟店から回収したうえ手数料を上乗せする。
加盟店は証拠を揃えて反論でき(再提示、representment)、最終的な判断は国際ブランドが下す。業界の頭痛の種はフレンドリー詐欺、つまり商品を受け取っておきながら異議を申し立てる顧客である。チャージバック率が高すぎる加盟店はブランドの監視プログラムに入れられ、改善しなければカード取扱い自体を失うこともある。不正利用に関する責任は、3-Dセキュアを使えばイシュアー側に移る。