列転置式暗号
平文をキーワードの下に行ごとに書き込み、キーワードの文字のアルファベット順に従って列ごとに読み出す暗号。
平文はキーワードの長さで幅が決まる表に、行ごとに書き込まれる。次に、キーワードの各文字がアルファベットで並ぶ順に、列を一つずつ読み出す。文字は置き換えられず位置が入れ替わるだけなので、純粋な転置式暗号であり、文字の出現頻度は保たれる。そのため頻度分析では直接の手がかりが得られない。ただしキーワードの長さを推定できれば、列を並べて順序を入れ替えながら、文が読めるようになるまで試すことができる。
この方式は20世紀に入ってからも軍事や外交で広く使われ、しばしば換字の段階と組み合わされた。