CMCモード
ディスクセクタ全体を1回のパスで暗号化し、どれか1ブロックの変化がセクタ全体に波及するワイドブロックモード。
Shai Halevi と Phillip Rogaway が2003年に、ディスク暗号化向けのチューナブルな暗号化モードとして提案した。ブロック暗号をセクタ全体にわたって前方と後方へ連鎖させ、ディスク上の位置を示すツイークを加える。平文を1ビット変えれば暗号文全体が予測不能に変わり、2か所に同じ平文があっても同じ暗号文にならない。
CMCは逐次処理なので、兄弟にあたる EME より遅い。XTS のように IEEE 1619 や NIST の推奨を得て標準になることはなかった。その発想は後の設計に受け継がれているが、実際にCMCに出会うのは、この分野を定義した論文の中がほとんどである。